遂においらも H8ユーザーだい!

『プロフェッショナルな修理』なんていう本を読んだ。いろいろな業界での 修理や再生の職人技が紹介されていて面白い。

着物の洗濯やしみ抜きをするために、着物をバラバラにしてそれぞれの専門職人さんの 手を経て、元通りにする話が出てきたり、木の桶の修理の話が有ったりで、飽きない。

うちの祖父は桶職人だったので、新しい桶を作る傍ら、修理もしてたなあ。よく覚えて いるよ。桶の胴体を締め上げるために、たが と言う(輪)のを使うんだけど、真鋳や銅に 混じって、竹も使ってたなあ。シーズンになると、青竹の長いやつを買ってきて、それを 割き、節を均して竹の長いバンドを何本も作っておく。たが が必要になると、そのバンド を三つ編みにして輪を作る。それを桶の回りにかぶせて、締め上げていく。

桶の大きさによって輪の直径が微妙に違うはずなのに、ひょいと手編みしたものが、ぴしっと 桶のサイズに一致する。正に職人技。勘だけが頼り。

そんな環境で育ったわけであるから、道具は非常に多種多様にあったよ。桶の内部を削る ためだけに台座が湾曲した鉋が何十種類。ノミも幅のあるやつから極細のやつまで、しかも 歯の角度が微妙に違うものが多種。のこぎりも竹を引くやつから、木を切り出すやつまで、何十種類。 まるで、道具屋とみまがうばかり。

一杯あるんだからと、ちょいと失礼してその道具に手を出して、日曜大工のまねをしてたら、 木槌で叩かれたよ。職人にとって道具は命。たとえかわいい孫であっても許してはもらえな かったね。でも、暫くしたら、どこからともなく、道具セットを持ってきてくれたなあ。 あれで、何を作ったけかな? もう忘却のかなただけど、叩かれた時の痛さだけは、今でも 覚えている。

父も孫もおじいちゃんの仕事を受け継がなかったので桶屋は廃業になっちゃったけど、 京都に有名な桶屋さん がある事を知ったよ。そして、 手で作る事の意味 は、優秀。

ああ、昔話になっちゃった。この本には他の業界のも出てて、呆れるのがイタリア製の 古いバイク ベスバのリストア(再生) が、人気とか。

H8シュミレータの再発見

KOZOSの作者様が、H8の実機(秋月のH8ボード)が無くても、KOZOSを開発出来るように されたとか。忙しい方は、電車の中でもH8を使いたいらしい。そこで問題になるのが、H8 ボードや電源を持ち込めない事(電源ないもんねぇ。コンピュータ、ソフト無ければ唯の箱ならぬ、 コンピュータ電気無ければ唯のごみ、です。)

種あかしは、H8のシュミレータがあればいいじゃん、なのである。詳細は (シミュレータ編第1回) を見て貰う事にして、おいらも昔、gdbでH8(のシュミレータ)を動かしたなあと、懐かしく なりましたよ。シュミレータ編ももう 6回目となり、ネットワーク対応 まで行ってしまわれたようだ。世の中、どんどん仮想化が進んで行くんだなあ。

おいらもH8ユーザーになったよ

秋月でH8ボードと電源を買っても5000円でお釣りが来る。でも、おいらは秋葉原で、66k円で H8とその周辺装置を買ってきた。

ハムフェアでバースタのブースを覗いたのが運の尽き。ホテルに泊まるとA5サイズぐらいな 聖書がよくベッドサイドに置かれているけど、大きさはまさにそのサイズ、厚さは2冊分ぐらい あるかな。そんなサイズでも、オールバンドかつオールモードをサポートする無線機なんだ。 で、君の名は? FT-817ND。アマチュア無線用のトランシーバーなんだ。

オープンソースハードウェアっつう事で、回路図が添付されてたよ。腕に自身が有ったら、 自作してもいいよっつう塩梅。絶対に、自作なんて出来ないけどね。

で、回路図をしげしげと眺めていると、終段の石が、RD07MVS1 と言う三菱製のパワーFET。 コントローラには、HD64F2345FAと言う日立製のCPU。調べてみると、128KのフラッシュROMと 4KのRAMを載せた、H8マイコンでしたよ。

かくして、おいらも遂にH8ユーザーの仲間入りを果たしました。

FT-817の注意点

H8の中に収録されてるソフトは公開されてなかった。こういう時は、2chだなと思って、 行ってみると、とROMからバイナリーを吸い出しちゃえと言う方法が教唆されてた。 どうやら、ロックはかかっていないようなので、とあるピンをいじってやる事により、吸出しは 可能な雰囲気。まあ、実際にやろうと思うと、100PinのQFP を何とかしないといけないので、 相応の設備を持った人しか出来ないだろう。 おいらは、もう残念な事に老眼になっちまったので、無理ですがね。

だれか吸い出した人が居たら提供希望。割り込みベクターあたりを基点にgdbで逆Asmしてけば、 何とかなるかな。後、調べておきたいのは、エラーメッセージだな。マニュアルが極めて不親切で エラーに関する事はほとんど書いてないよ。趣味な人が使うんだから、エラーの事なんか察して くださいって態度なんだな。Strings ぐらいはやって、メッセージを調べておきたいぞ。

それはそうと、FT-817を使う上での注意点が2chに挙がっていたので、忘れないうちにメモ しとく。

1.電池運用時は電流低減のため ANT端子はフロント
  側を使う ディスプレイはカラー表示をしない
2.戸外のアンテナからのサージに弱いからバランなどのついた
  直流的に閉じているアンテナを使う
3.VUのFM時クリック式のエンコーダで周波数チェンジ
  しないことー接点式なので壊れ易い
4.ファイナルが弱いからSWRや過剰ロードに気を付ける
5.固定運用では、受信のATTやIPOをONしてDRの
  狭さをカバーする
6.SSB時はマイクコンプレッサが無いので人間コンプレッサ
  で代用 

おいらに取っちゃ、項目3が要注意点かな。それから、ここには出ていないんだけど、内蔵の ニッケル水素電池は、寿命を延ばすため、フロート充電禁止。満充電、完全放電を繰り返す事。 過放電は過度に電池を痛めるので厳禁。ちなみに、満充電で11.0V、充電を促すアイコンの 点滅で、電圧は8.4Vだったよ。H8は、A/Dを積んでいるから、電圧を測るのも得意だったり します。

後、こちらには使いこなしに便利なTipsが公開されてた。 この機械は、発売以来10年にもなり、マイナーチェンジすら行われていないけど、いろいろと資料が 揃っていて有り難い。

聞いてみるか

折角Rigを手に入れたけど、まだ免許がないので波は出せない。せいぜいお空の状況がどうなっているか 耳をそばだてるぐらいしかない。付属のホイップで、50/144/430は聞けるけどそれじゃつまんねーし。

DIY店からアースに使う10mの電線を買ってきた。軒先にひょいと出してから聞いてみたけど、なんじゃ こりゃ。ノイズばかりじゃん。40年前は(そして田舎だったからかも知れないけど)こんなにノイズは 無かったぞ。今はノイズまみれの生活かい。

気を取り直して、ちゃんとしたアンテナを作るか。ネットで探してみると、アンテナ設計シュミレータ ソフトがあるようだ。 アンテナ解析ソフト MMANAが定番のようだ。 そして定義集も公開されていた。 そして、NetBSDのあの人も アンテナ設計に励んでおられた。彼も別ページで 言っているけど、こうやって設計したのをどうやって実物に仕立て上げるか、それが問題じゃとの事。

で、事例をもう少し探してみると、 MPCQと言う同様なソフトが見つかった。こちらの作者 さんはMPCQを使ってアンテナの設計をし実際に作ってみせるという本も執筆されている。そして、嬉しい 事にその一部を公開されている。面白そうなのでDLしてじっくりと読んでみました。

初期投資でいろいろな工具が要るなあ。そして、アンテナ調整には必須なアンテナアナライザーも 要るなあ。アナライザーの値段を調べてみると、なんとまあ5万円もしますよ。いろいろなアンテナを ぼんぼん作って試してみるって趣味なら、5万円の投資もどうって事ないけど(女房に知られたら、1月 断食させられる事間違い無し)考えちゃうなあ。なんて事を書いていたら、リグエキスパート・ジャパン から、2万円台で買える、AA-30と言うアナライザーが発売になった。これ良いかも。

アンテナを作る

基本的なアンテナは、ダイポールアンテナ。送受信したい波長の半分の長さが基本になる。この世界 では、波長の事をギリシャ文字 λ で表すのが慣わしだ。ん? lambda は、あっちの業界用語か。 どちらの世界も このλが無いと始まらんのが面白いな。

普通、送受信したい波長なんて言わないで、送受信したい周波数って言うよね。まあ、アンテナを 考えると周波数を言うより波長の方がピンと来ますんで。

λ = 300 / Freq  [m]  Freq in MHz

もっと簡単に

どうも大上段にかまえすぎちゃったみたい。もっと簡単でノイズに強いアンテナは無いものか? 今住んでいる所は、地を這うような所。アンテナを高く上げられないのだ。高く上げると、

1. 打ち上げ角が低くなる
2. ノイズを拾わなくなる
3. 見通し距離が伸びるので、遠くの局が聞こえる

というメリットがある。 いろいろ探ったら 多巻き磁界ループ なんてのがヒットしてきた。本格的だなあ。もう少し楽なのはないかな。

これ とか それ とか これは本格的 でも、 受信だけならこちら そして、その解説はこちら がいいかな。部品を調達しなければ。。

DIY店へ行ってみたけど、3D2Vなんて売ってないじゃん。置いてあったのは総務省が発破をかけている 地デジ用のアンテナとかコネクタばかり。半田こても売ってなかったぞ。こりゃもう、秋葉原まで、 買出しにいかんとならないな。全く面倒だわい。

機会が出来るまで、 こちらでも読んで時間を潰そう。

貧者のCW Filter

上記のサイトをちらちらと見てたら、インスピレーションが沸いてきた。そう、昔やったpd使えるよね。 pdで何を作るか?

FT-817のオプションに設定されてるコリンズタイプのCW Filterってめっぽう高いんだよな。別に8MHz台で フィルターしなくたっていいじゃん。AF帯でもフィルター出来るよね。おまけに不要な信号をカットする (ノッチ機能)事だって出来るぞ。キーボードを叩くだけで!

ああ、pdはマウスでぐりぐりやってプログラミングするんだったわい。まあいいや、材費がかからない で、すぐに始められるのがいいな。(トランシーバーとパソコンを接続するオーディオケーブルは要る けどね。こんなのスーパーに売ってるだろう)

ちょっと工夫すれば、帯域のモニターにもなるかな? ああ、だめだわさ。IF段にSSB用のブロードな フィルターが入ってる事を忘れてた。

怠け者のためのキーヤー

FT-817にはエレキーが内蔵されてるので、パドルを買ってくるだけでCW(伝心)が出来る。が、おしいかな、 キーヤー(登録しておいた文書の自動送出機能)は内蔵していない。PICかなにかで自作しろって声が聞こえてきそうだが、ちょっとそんな 元気も無い。

morse で何とかならんかなと思ってソースを開いてみたんだ。ついでにFreeBSDで gmake all しといたよ。 そして、.bashrcに

alias qso='QSO | morse -l -w 17 -f 600'

と、書いておいた。morse -tr -w 17 -n 5 も、後で試してみよう。

で、ふらふらと内部文書を見てたら、HISTORYに面白い記述を発見!

Eric S. Raymond <esr@thyrsus.com>, January 2005:
    Accepted maintainer's baton from Joe Dellinger and Paul J. Drongowski.
    Dusted it off, cleaned it up to modern C standards.
    Changed ALLINTERNATIONAL to runtime -A option.
    Changed ALLPROSIGNS to runtime -S option.
    Wrote the manual page.
      :

おいらこのおじさん知ってるよ。相手はおいらの事知らないだろうけど。 Eric S. Raymond's Home Page を見て、少々にやにやしてます。

話を戻して、Eric氏がmanを書いてくれたと言うので、確認してみたら。。。

MORSE(6)                   FreeBSD ゲームマニュアル                   MORSE(6)

名称
     morse - 入力をモールス符号に変換する

書式
     morse [-elps] [-d device] [-w speed] [-f frequency] [string ...]

解説
     morse コマンドは入力を読み取り、モールス符号に変換します。受け付ける入力
     はコマンドライン引数か標準入力です。
       :
     -d device
             -p と似ていますが、音ではなく device の RTS 信号を利用します。モ
             ールス符号を発するためには、 device は TTY デバイスでなくてはいけ
             ません。
       :
     -d フラグを用いることで、練習のためのヘッドフォン付きのサイドトーンジェネ
     レータや、ハムのトランシーバといった外部デバイスをキーイングすることが可
     能です。後者については、NPN トランジスタを、 device のシリアルポートに繋
     ぎます。エミッタはグラウンドに、ベースは抵抗 (数キロオーム) を通して RTS
     に、コレクタをトランシーバのキー入力に繋ぎます (トランシーバが正の電圧を
     供給しており、キー入力をグラウンドに繋ぐことでキーイング出来ると仮定して
     います)。不要な RF を防ぎ、プログラム開始時の小さなグリッチを抑制するため
     に、コンデンサ (数ナノファラッド) をベースとグラウンドの間にいれることを
     、お勧めします。

何か様子が違うけど、まっいいか。FreeBSDがデフォでこんな機能をサポートしてるとは、今まで 全く知らんかったよ。

それにしてもゲームカテゴリーに収納されてるって、アマチュア無線はゲーム ですかい。まあ、めんこ(QSLカードと言う交信証)をたくさん集めると賞状が貰えたり 、規定時間内にいかに多くの局と交信出来るかと言うコンテストも行われるぐらいだから、 ゲームちゃゲームだわな。

アマチュア無線には他の楽しみ方も有って、釣竿を抱えて山や海に出かけるとか。釣竿で 電波を釣って、その場で料理しますとか。無線家の過疎地に出かけて行って、めんこ集めに 協力してあげると言うのもあるな。協力ってのは表の理由で、みんなから呼ばれて、ちやほや されるのが快感と言う裏の理由が有ったりします。

後他には、英国貴族よろしく、狐狩り(フォックス・ハンティング)なんてのもあります。 野や山に隠された、発信機を狐に見立て、それを電波探知機で早く探し出した人が優勝とか。 方向音痴さん向けにブービー賞も用意されてて、楽しくいい汗かけるぞ。

今なら、村や町に頻繁に出没する熊や猿やイノシシに電波発信器を取り付け、それを命がけで 追跡するってのも有りかも知れません。これぞ、アマチュア無線家の社会貢献ですぜ。 生ぬるい事しかやっていない、JARLあたりが音頭を取ってやらんかね。

なお、電波法施行規則によると『アマチュア業務』は、次のように定義されています。

金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的な無線技術の
興味によって行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務をいう。

堅いなあ。所詮、個人の趣味なんだから自由にやるがよろし。