Install ArchLinux

長野県須坂市にある動物園の新米ペンギンが、懲りもせずに3度も脱走を企てて話題になってた。 脱走して本当にトンずらする訳じゃなくて、近くにある大池で悠々と泳ぎ回っていたんだ。 子供のペンギンは好奇心が旺盛な為、外の世界をちょいと覗いて見たかったのだろう。

で、このペンギンが何度も脱走するものだから市議会で話題になり、たまには大池で自由に 泳がせてやったらいいんじゃないかい、なんて質問が出てた。それに対する答弁は、外の世界は ばっちくて子供には過酷すぎます、感染症にかかって死んでしまいます、だった。 なんか、人間の世界と一緒だな。過保護な所が。

で、この子に名前を付けてあげようと、名前を全国から募集してたらしい。先ごろ名前が決まったと、 発表が有った。

『トット』ちゃんてのがその名前。脱走って事で、ルパンとかのその手の応募が多かった らしいけど、まだ性別不明な為、男女兼用な名前が採用されたらしい。とっと とトンずら しるに引っ掛けたとか。

おいら的には、トットちゃんと言うと、あの先輩なたまねぎ頭おばさんを思い出しちゃうけど、 ちゃんと仁義切ってあるんでしょうかね? 後から、登録商標違反で使用差し止め訴訟を 起されたりしないかな? たまねぎおばさんはTVで賞金稼ぎに一喜一憂してるから、案外 年間使用料の請求が来たりして。

あのおばさんが稼ぐのには理由があって、それは恵まれない子供達を支援する為とか。 だったら、そういう支援の一助になれば、それはそれで良いと思うぞ。

で、ペンギンと言えば、あの人のマスコットになってるな。たまにはペンギンOSでも 動かしてみんべと思ったのだ。

Update出来ないじゃん

VirtualBoxに入れている、ArchBang Linuxこと、ArchLinuxを久しぶりに起動して、アップデート しようとしたら、NICが見えなくなっていた。なんで?

これ、ひょっとして今話題になっている邪悪なsystemdの仕業かしらん? NICが見えないし(eth0ってやつね) GUIで、マウスも動かなくなってるよ。 どうやって修理したらいいんだろう? 皆目見当がつかないので、Backupから戻そうかな。

systemdって、unixの伝統を破壊する邪悪なものらしく、 Debian様も採用を躊躇っているみたい。まあ、伝統的にLinuxはWindowsに追いつき、追い越せが 目標で、ぐのむとかKDEとか分裂ぎみだからなあ。systemdもぐのむ陣営の発案か。

振り回されている人は、おいらだけでなく、でっかい障壁systemd なんて人も居ますね。 こちらの方は旨く 立ち回って移行出来たみたいです。

ArchLinuxの総本山には、 systemd (日本語) なんていう指南書まで上げられてるから、こりゃ黒船来襲間違いなしだな。

これを機に、ArchLinuxを入れなおしてみるかな。今度は、VMWARE上でやってみよう。

install ArchLinux

今月号の日経Linux見てたら、お勧めのLinuxにArchLinuxが入っていた。国内の配布元管理者に よれば、日本のArch使いは、1万人を切るだろうって予測してたよ。

早速Arch Linux Downloadsへ行って、日の丸マークの 所から、2012.09.07-dual.isoを落としてきます。これで、利用者がインクリメントされたな。

IOSから起動すると、そっけないCUIの画面が出て来るだけ。インストールテキストが付いて いるけど、それを見ながらインストールって訳にはいかないので、 Installation Guideを参照しながら やってみる。初心者お断りのフィルターがかかっていて面白い。ってか、昔に戻ったような。。

fdisk -l して、どんなメディアが有るか確認。おいらの所では、/dev/sda がそれだった。 パーテションを2つ作った。/dev/sda1はルート用。/dev/sda2はスワップ用。

続いてdiskのフォーマッティング。素直にext4にしといた。そして mount /dev/sda1 /mnt しとく。 ああ、懐かしいなあ。昔よくやったよ。

NICにVMWARE内蔵のdhcpdがIPアドレスを配ってくれているんで、いきないりインストールを 始めちゃってもいいんだけど、/etc/pacman.d/millerlistを先に編集して、国内のサーバーから ファイルを落とすようにしとく。

インストールするやつは、baseとbase-develだ。base-develにgdbが含まれていないのは何故だから 知らない。

次はGURBとSyslinuxを入れる。おいらがGurbの64bitを入れるのは何時だろう? まだまだ先の 事になりそうだな。

続いて、Configure system って事で、基本設定をしてく。systemdの影がちらちらしてますなあ。 hostnameとかtimezoneがばらけたファイルに置くのね。

そして、mkinitcpio して、本尊様のカーネルご一行を/bootの下に安置。後は、rootの パスワードを設定。chrootの監獄をCTRL-Dで抜けて、マウントを解除。

これで、インストール終了。VMWAREさんにもインストール終了しましたって報告してから、マシンを 落とす。

起動

さあ、新しいHDDから起動だ、といさんでみたけど、システムが見つからんと言われて、あえなく 討ち死。どこかで間違えたかな。あーあ、おいらもビギナーだ。

bootって事で、/bootの下を重点的に点検。 そしたら、/boot/syslinuxの中に、syslinux.cfgなんて設定ファイルが有るじゃないですか。 (昔やった、何とかdebianにも有ったな)

開いてみたら、

LABEL arch
        MENU LABEL Arch Linux
        LINUX ../vmlinuz-linux
        APPEND root=/dev/sda3 ro
        INITRD ../initramfs-linux.img

LABEL archfallback
        MENU LABEL Arch Linux Fallback
        LINUX ../vmlinuz-linux
        APPEND root=/dev/sda3 ro
        INITRD ../initramfs-linux-fallback.img

あれれ? おいら、/dev/sda3なんて作った覚えないぞ。おいら用には、/dev/sda1が正しいな。 早速修正。これで起動してくれるかと思ったら、相変わらず、ブートメディアが見つからないと ほざく。

どうしようもなくて、Grubを入れ直し。続いてSyslinuxも。そしたら、ちゃんとアップデート コマンドを発行するんだぞ、って案内が出てたよ。(初回は見落としていたんだな)

usage: /usr/sbin/syslinux-install_update options

This script will install or upgrade Syslinux

OPTIONS:
  -h    Show this message
  -i    Install Syslinux
  -u    Update Syslinux
  -a    Set Boot flag on boot partiton
  -m    Install Syslinux MBR
  -s    Updates Syslinux if /boot/syslinux/SYSLINUX_AUTOUPDATE exists

 Arguments Required:
  -c    Chroot install (ex: -c /mnt)

Example Usage: syslinux-install_update.sh -i -a -m (install, set boot flag, install mbr)
               syslinux-install_update.sh -u (update)

実際は

/usr/sbin/syslinux-install_update -i -a -m

これって、Solarisなんかに有った、install boot相当なのね。OS変われば(ペンギンOSだと、 デストロ変わればってのが正解)コマンド名も変わってしまって慣れるまで大変。

後で、このスクリプト読んでみるかな。mbrへ書き込むって事は、ddでも使ってるのかな? 忘れないうちに見とくか。

        if dd bs=440 count=1 conv=notrunc if="$mbrfile" of="$disk" &> /dev/null;
 then
            echo "Installed MBR ($mbrfile) to $disk"
        else
            echo "Error Installing MBR ($mbrfile) to $disk"
            exit 4
        fi

調整

こうして、ペンギンOSが起動するようになったんで、住み良いように環境を整えておく。

何は無くとも、sshでWindows7側からlogin出来なくちゃ話にならん。opensshを入れた。boot時に sshdが起動するようにはsystemdの場合、どうやるん?

頼みの綱の、/etc/rc.confを覗いてみたら、だえもん君の出撃リストが健在だったので、追加したよ。

DAEMONS=(syslog-ng network crond sshd)

cronはanacronが走るようなので、止めておくか。ここまで書いて、本当にsystemdは走って いるのかなと疑問に思ったので確認。

  143 ?        Ss     0:00 /usr/lib/systemd/systemd-udevd --daemon

これを見ると、systemdの居城が分かるな。んでもって、偵察隊を派遣。

[sakae@arch systemd]$ ls -F
arch-modules-load*      systemd-hostnamed*       systemd-shutdownd*
ntp-units.d/            systemd-initctl*         systemd-sleep*
system/                 systemd-journald*        systemd-sysctl*
system-generators/      systemd-localed*         systemd-timedated*
system-shutdown/        systemd-logind*          systemd-timestamp*
system-sleep/           systemd-modules-load*    systemd-udevd*
systemd*                systemd-multi-seat-x*    systemd-update-utmp*
systemd-ac-power*       systemd-quotacheck*      systemd-user-sessions*
systemd-binfmt*         systemd-random-seed*     systemd-vconsole-setup*
systemd-cgroups-agent*  systemd-readahead*       user/
systemd-coredump*       systemd-remount-fs*      user-generators/
systemd-cryptsetup*     systemd-reply-password*
systemd-fsck*           systemd-shutdown*

ふむ、ユーザーにも開放されてるんか。これぞ、黒船の民主主義だな。 そのうちに、勉強してみっかな。system/ の中に色々詰まっているみたいだし。。。

後は、思いつくままに入れていく。

net-toolsは、ifconfigを出すのに必要。 mlocateは、findでdisk内を探し回るより楽な、updatedb/localte するのに必要。俺って、古風な人だな。

xorgと xorg-twmと xorg-xinitとttf-sazanamiは、GUIする為の保険です。

python2-matplotlibは、血圧表示グラフを書くのに必要。

screenも入れたよ。そして、screenのバックスクロールとコピペ機能 を覚えた。これ、なかなか便利。

まあ、当面これぐらい有ればいいかな。