Fuguita for amd64 (2)
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JST or UTC
前回からの宿題を河豚板の作者さんに質問してみた。
これって、カーネルはハードウェアクロックがUTCであるのを期待してるのに、 実際にはJSTになってるから、ということですよね。 /etc/sysctl.confに kern.utc_offset=540 と書いておけばハードウェアクロックがUTC+540分であるということになるのでOKかと 思います。 ちょっと乱暴なほうほうでよければ、/etc/rc.localに rdate pool.ntp.org
手動でrdateしてみた。そしたら今度はWindows10の時刻が9時間ずれ。しょう がないので、Windows10側で、日付と時刻から今すぐ同期をしておきました。 結局、ハードウェアクロック(CMOS Clock)をどう設定するかの問題だな。 OpenBSDはUTC基準。Windowsの場合は、ローカル時刻を基準。 まだ1年間は、Windows10難民にならなくても済むんで、Windowsに優先権を与えて おく事にする。
firefoxの引越し
Windows側から、プロファイルdirをサーバーにscp。それを取ってきた。 元々有る奴をdirごと削除。取ってきた物をrenameした。これで動いたよ。
> 私は単純に ~/.mozilla/firefoxの下をコピーしてます。
この方法がunixらしくて正解だと思う。けど、元がWindows出身なんで、大胆 になれなかったのだ。
それから、キャッシュ問題が有る。about:config で設定画面を開いて、browser.disk.cache.enableを falseににすると吉。更に、
終了時の自動保存の時にセーブしたくないということであれば、 /etc/rc.shutdownの先頭に rm -rf /home/sakae/.cache/mozilla
logins.json and db
プロファイルをscpしてる時、ちらっとdllなんてのが目にとまった。
ob$ find . -name '*dll' ./gmp-eme-adobe/17/eme-adobe.dll ./gmp-gmpopenh264/2.3.2/gmpopenh264.dll ./gmp-widevinecdm/4.10.2830.0/widevinecdm.dll
これに相当するのは、so ソー だよね。って、寒いギャグです。そんなのはど うでもよくて、各サイトのログイン情報を保持してる、logins.json,key4.db がどうなってるか、探りを入れてみたい。
jsonならテキストだろうって思っていたら、密になってて読めたものではない。 そういう時は、
ob$ python3 -m json.tool logins.json : { "id": 3, "hostname": "https://www2.cr.mufg.jp", "httpRealm": null, "formSubmitURL": "https://www2.cr.mufg.jp", "usernameField": "webId", "passwordField": "webPassword", "encryptedUsername": "MDoEEPgA.....", "encryptedPassword": "MDoEEPgA.....", "guid": "{f3a52d0c.......}", "encType": 1, "timeCreated": 1492636728922, "timeLastUsed": 1651266175090, "timePasswordChanged": 1492636728922, "timesUsed": 172 }, :
懐かしいデータが残っていた。クレカの使用状況確認。カード会社が不祥事を 起こし、おわびに500円の商品券が送られてきた。みくびられたものだと、即 刻に解約したぞ。あれは何年前ーー、止める貴方 駅にのこし… と、ちあきなおみさん の喝采が口から出てきた、古いねぇ。
もうひとつのファイル
ob$ file key4.db key4.db: SQLite 3.x database
ob$ sqlite3 key4.db SQLite version 3.44.2 2023-11-24 11:41:44 Enter ".help" for usage hints. sqlite> .schema CREATE TABLE nssPrivate (id PRIMARY KEY UNIQUE ON CONFLICT ABORT, a0, a1, ...); CREATE INDEX issuer ON nssPrivate (a81); CREATE INDEX subject ON nssPrivate (a101); CREATE INDEX label ON nssPrivate (a3); CREATE INDEX ckaid ON nssPrivate (a102); CREATE TABLE metaData (id PRIMARY KEY UNIQUE ON CONFLICT REPLACE, item1, item2);
sqlite> select count(id) from nssPrivate; 1 sqlite> select count(id) from metaData; 1
いづれも、バイナリーデータで格納してるんでしょう。そうじゃなければ、オ イラーみたいのに簡単にクラッキングされてしまいますよ。実際に selet * してみると、化け化けのデータが出てきた。これにて、調査終了。
明暗
明るいナショナル(古いねぇ)で、目に負担がかかっています。画面と言うか LCDの輝度を下げたいぞ。
ob$ cat /etc/wsconsctl.conf keyboard.bell.volume=0 display.screen_off=180000 # set screen burner timeout to 180 seconds keyboard.map+="keysym Caps_Lock = Control_L" display.outact=on # screen saver wsconsctl display.brightness=70
サーバーとして利用してるi386機では、これで丁度よかったんだけどな。70を40に変更したら、いい塩梅 になった。xbacklightってコマンドもあったけど、こちらは実行するとプロン プトが返ってこなくなった。
なお、オイラーは、伝統的に英語キーボードを利用してる。BTOで英語キーボー ドを選べるのは、レノボだけかな?
音しないとね
思わずユーチューブで喝采を聞いてみた。このパソコンだと、sndioctl output.level=0.7にしないと、音が小さかった。パソコンも個性が有るね。
もう一種の音源モールスをインストールしようとしたら、エラー。しょうがないの で、下記のように設定して、北陸から取り寄せしたよ。
uran# cat /etc/installurl # https://cdn.openbsd.org/pub/OpenBSD https://ftp.jaist.ac.jp/pub/OpenBSD
top
現状の負荷状態。
load averages: 0.08, 0.04, 0.01 uran 08:29:46 54 processes: 53 idle, 1 on processor up 0 days 01:26:01 CPU0: 0.6% user, 0.0% nice, 0.8% sys, 0.2% spin, 0.2% intr, 98.2% idle CPU1: 0.4% user, 0.0% nice, 0.6% sys, 0.0% spin, 0.0% intr, 99.0% idle Memory: Real: 2574M/3725M act/tot Free: 3674M Cache: 588M Swap: 0K/16M PID USERNAME PRI NICE SIZE RES STATE WAIT TIME CPU COMMAND 97223 sakae 2 0 45M 55M sleep/1 kqread 0:14 0.93% emacs-29.4 98698 sakae 2 0 31M 72M sleep/0 kqread 0:17 0.29% Xorg 34363 sakae 2 0 4412K 12M sleep/1 kqread 0:02 0.10% mlterm 27228 sakae 2 0 349M 554M sleep/0 kqread 0:51 0.00% firefox 65316 sakae 2 0 51M 114M sleep/1 kqread 0:07 0.00% firefox :
firefoxで10ぐらいのタブを展開。そして、emacsで執筆という、Windowsと遜 色ない使いかたです。
そうそう、利用しないプロセスは、殺してあります。
uran$ cat /etc/rc.conf.local smtpd_flags="NO" ntpd_flags="NO" cron_flags="NO"
あれ、2CPUしか稼動しとらんぞ。まあ、それでも十分なんだけど。。今後の為 に、少し探りを入れておく。
uran$ sysctl -a | grep cpu kern.ccpu=1948 hw.ncpu=4 hw.sensors.cpu0.temp0=43.00 degC hw.sensors.cpu0.frequency0=2750000000.00 Hz hw.sensors.cpu1.frequency0=2800000000.00 Hz hw.cpuspeed=2301 hw.ncpufound=4 hw.ncpuonline=2 machdep.cpuvendor=GenuineIntel machdep.cpuid=0x406e3 machdep.cpufeature=0xbffbfbff
名前がそのまま機能を表現してるな。hw.ncpuonline=4 すれば、最強パワーに なるんだな。
mlterm
メイン設定ファイル .mlterm/main を準備。
fontsize = 24 use_variable_column_width = false use_anti_alias = true not_use_unicode_font = true use_scrollbar = false bg_color = black fg_color = #f6f3e8 letter_space = 1 line_space = 3 col_size_of_width_a = 2 mod_meta_key = alt mod_meta_mode = esc bel_mode = none
フォントの設定ファイルは、自動作成(更新)させるのが楽。
uran$ mlfc Updating /home/sakae/.mlterm/aafont Updating /home/sakae/.mlterm/font-fb
端末画面上で CTL + 右click すると、設定Windowが出現するぞ。気分転換にどうぞ。
普通の人は、日本語IMとかの設定も必要なのかな。オイラーは、emacs+SKKに 依存なんで、特殊かも知れない。で、特殊な、.xinitrcを用意して、startxでX を起動していますから(それって、イーロン・マスクか)。
if [ -x /usr/local/bin/dbus-launch -a -z "${DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS}" ]; then eval `dbus-launch --sh-syntax --exit-with-session` fi setxkbmap -option ctrl:nocaps & export LANG=ja_JP.UTF-8 mlterm & exec fvwm # exec startxfce4
こうして、昭和の時代のインターネットもできる、ワープロが実現されるのさ。
ああ、ワープロと言えば自動起動があたりまえ。遅ればせながら、河豚板の 起動時の設定入力を自動化する を設定してみた。
noask_umem=75%
って、何となく、残りの25%はカーネル用ですって思うんだけ
どどうよ? 75%はユーザーランド用。ユーザーランドは全てRAM上で稼動と言
う理想形だな。
入れるパッケージを極力抑えているけど、ローディング完了までは、ちと時間 がかかる。そこは、運用でカバーするのさ。
オイラーのビジネスアワーは、朝食後から夕食前まで。食後の歯磨き中に、起 動。洗濯物の取り込み中に起動。すき間時間に起動させれば、待ち時間も苦に ならない。更に、一回のセッションは2時間以内ね。
trump
サーバーに置いてある原稿をemacsしよう。それには、trump-modeを使うんだっ たな。基本は、
C-x C-f /ssh:sakae@localhost#2022:z.org
便利に使うなら、こういう設定を用意して、
sakae@f64:~/.ssh $ cat config Hostname xxx.xxx.xxx.xxx Host ob User sakae Port 22
C-x C-f /ssh:ob:z.org でよい。
同じ事をWindows10でやろうとしたら、エラーになった。 回避策が有るみたい。 Emacs Tramp でリモート上のファイルを直接編集する方法|Windowsにも対応
もうWindowsを捨てた くなったぞ。今迄、温存してる理由は、Windowsでなければ動かないサイトが 有るからだ。
例えば、確定申告する時のサイト、それから NHK+ を閲覧する時だ(chrome指 定なのでchroniumは駄目かな?)。たかがブラウズしたいだけなのに、何たる 無理を押し付ける!!
Audacious
> 所で、オーディオプレーヤー Audaciousって、CDからリッピングして、内部に > 音データを保存出来るんでしょうか? 私もちょっとよくわからないんですが、自分の場合はこうやってます↓ 1. 以下のソフトのいずれかでCDをリッピング、WAVファイルにする - OpenBSDに最初から入っているcdioコマンド - cdparanoia - grip 2. WAVファイルをlameなどでMP3に変換 3. 再生はaudacious、編集はaudacityを使用
これ、CDの楽曲を取り込もうとして、出来なかったので、質問したんだった。 ちょっと大変そうな作業なので、WindowsのMusicをサーバーにscpして、聞い てみたよ。昭和が蘇えって嬉しかった。
ならば、今やってるamd64側からも利用できないか? やってみたらエラーで起 動しなかった。しょうがないので、manだな。
-H, --headless Start in command-line mode; i.e., without any graphical user interface. KEYBINDINGS Control + Return Play Space, Control + , Pause Control + . Stop Alt + Up Previous song Alt + Down Next song :
これで大丈夫かな? 環境変数DISPLAYを設定。起動したらdbusうんぬんと言わ れてcoreした。楽曲をURL指定できるみたいだけど、サーバーはどう構築した らいいの?
Q: how to make music server for Audacious
A: MPD (Music Player Daemon): A flexible server for playing music.
Port: mpd-0.23.15p0 Path: audio/mpd Info: Music Player Daemon Maint: The OpenBSD ports mailing-list <ports@openbsd.org>
深みにはまりそうなので、とりあえず撤退。
それはそうと、OpenBSDの限界に遭遇。 lsコマンドすると文字化け。勿論 cd も出来ない。一端ファイルに落してそれを参照ならOK。どうや ら、UTF8の扱かいに難があるようだ。
ob$ ls Collection/ Vivaldi/ ???????????????/ EuroBeate/ ZARD-1/ ????????????/ Original Soundtrack/ ZARD-2/ ???????????????/ Richard Clayderman/ desktop.ini ????????????/ Ton Koopman/ ?????????/ ????????????/ Various Artists/ ????????????????????????/
まてまて、ちゃんと日本語環境にしようよ。sshした先なんで環境不十分。ってか、 わざと設定してないんだった。どんな理由だったかは失念。昔泣かされた事 が有ったのは、覚えているよ。
散歩中に昔の事を思い出した。大型CPUにかしずくWindows NT陣営と、自由闊 達なunix陣営がありました。仲が悪いとは言え、どうしてもデータ交換の必要 性がある。Windows連中は、平気でSHIFT-JISおまけに、間に空白入りのファイル名で送っ てくる。それじゃ、なにかと問題が発生するんで、そんなのは、わざと文字化 けさせて、検出しましょって事だったな。
今ならファイル名の文字コードを変換する為のアプリが有るぞ。 ports/converters/convmv
convmv is meant to help convert a single filename, a directory tree and the contained files or a whole filesystem into a different encoding. It just converts the filenames, not the content of the files. A special feature of convmv is that it also takes care of symlinks.
正当に評価すると、
ob$ export LANG=ja_JP.UTF-8 ob$ ls Collection/ Vivaldi/ 中島みゆき/ EuroBeate/ ZARD-1/ 五輪真弓/ Original Soundtrack/ ZARD-2/ 加藤登紀子/ Richard Clayderman/ desktop.ini 山形由美/ Ton Koopman/ ももえ/ 平原綾香/ Various Artists/ フランクシナトラ/
それぞれのCDの中
ob$ cd 平原綾香 ob$ ls desktop.ini my Classics! 經典再現/ ob$ ls 'my Classics! 經典再現' 01 孔雀舞曲 ~死公主之孔雀舞.wma 02 我的愛人★TBS電視台「午間情報」片尾 .wma 03 風鈴草的愛★富士電視台開台50週年日劇「風之花園」插 .wma 04 羅密歐與茱麗葉 ★TBS電視台「午間情報」片尾 .wma :
あれれ、これって中国語みたいだな。AIで翻訳希望。
ob$ for f in * > do > echo $f | nkf -g > done : ASCII ASCII UTF-8 UTF-8 UTF-8 :
翻訳は無理でもnkfを使えば、ファイル名の文字コード変換ぐらいなら、出来 るよ。って、現代では、EUC-JPとかSJISな奴なんて無いか。あれは、昭和時代 の遺物だろうから。
server
今使ってるi386機は、2010年頃、Windows7として購入したものだ。 WiFiの調子が悪い、月に1度のアップデートで問題を起すって事で、 Windowsを捨てたんだった。そして、色々なOSを試してみた。
結果、WiFiの安定度って事では、OpenBSDが一番優れていた。他のOSである FreeBSDやDebian等は、問題を抱えていた。途中で切れてしまう(その対策は、 tmux a)とか、起動時に一発でIPを取得できない問題ね。
少くとも今構築してるamd64でも安定的に動作してる。そして嬉しいのは、設定 が非常に楽ってこと。前回書いたと思うけど、WiFi対応にするには、 /etc/hostname.xxxにnwindの一行を追加するだけ(xxxは、iwmとか言うNIC名)。
それはいいんだけど、このサーバーも、そろそろ寿命の時期かも知れない。 そうなった時、慌てないようにしないとな(いわゆる世代交代)。
何と言ってもHDDの寿命は、ON/OFF 回数によると思う。現職の頃、サーバーの 保守をやってた事が有るんだけど、長期休暇でサーバーを停止した後、再起動 すると、HDDが死んでるって事を何回も経験してる。死にかけを検出するダエ モンでモニターした事も有るけど、余り信用ならなかったぞ。
ob$ df -h Filesystem Size Used Avail Capacity Mounted on /dev/sd0a 989M 321M 619M 35% / /dev/sd0f 9.7G 360M 8.9G 4% /home /dev/sd0d 23.2G 3.1G 18.9G 15% /usr /dev/sd0e 38.7G 4.9G 31.9G 14% /usr/local /dev/sd0g 153G 53.0G 92.8G 37% /var mfs:41889 743M 6.0K 706M 1% /tmp
現状を考慮して、対策案を検討しておこう。巷で流行してるarm64機(平たく言 うと、ラズパイ)なんかが、候補になるな。
TODO
README
なんて本を読んだ。昭和おじさんだから、昭和に引かれた? 色々な観点から日本が取り上げられていて興味深い。
もう日本は衰退路線まっしぐら。経済的に遅れがズシンと来ている。 円安なんで、外国人は喜ぶ。高級ホテルが繁盛。庶民なんかは おいそれと宿泊できない。
この構図、昔な時に訪中して経験したぞ。外国人のオイラーは普通にヒルトン とかのホテルに宿泊。でも現地の人は高価すぎて宿泊なんて夢。 観光地は、外国人価格があたりまえだった。日本は、この遅れたグループ入り 決定だな。
そして、ハゲタカが虎視眈々と日本を狙っている。アマゾンやオラクルやグ グルが盛んにデータセンターを建設してる。日本の電気と水が荒されてしまう ぞ。そんな事よりもっと危機感を覚えるのは、情報も吸い上げられてしまう事 だ。わーい、AIの巨人達が、こぞって日本へ進出して来たぞと、ただ喜んでい る場合じゃないですよ。